フィンチジャパン代表の髙橋広嗣です。
当社の社名「フィンチ」は、ダーウィンの進化論のきっかけとなったガラパゴス諸島の鳥、ダーウィン・フィンチに由来します。島ごとに異なる環境に合わせてくちばしの形を変え、生き延びてきた鳥です。
企業を取り巻く環境は、かつてない速さで変わっています。AIが仕事のやり方を塗り替え、働き手は減り続け、昨日までの勝ち筋が明日も通用する保証はありません。こうした時代に企業に求められているのは、変化に適応し続ける力、すなわち企業変革力です。計画を描いても、新しいツールを入れても、組織が自ら変わり続けられなければ、変化の波に取り残されてしまいます。
企業変革を前に進めるのは、制度や計画ではなく人です。とりわけ欠かせないのが、部門の壁を越えて社内を縦横無尽に動くチェンジリーダーの存在です。たとえば、新規事業を本業から切り離した「出島」で終わらせず、本業の変革の起爆剤にしていく新規事業担当のリーダー。長年続いてきた業務を棚卸しし、やめるべき仕事の断捨離を敢行できるBPRのリーダー。自部門の業務をAI前提で組み替え、部下を巻き込んで変化を起こしていく現場の課長。こうした実務リーダーを育て、彼らが力を発揮できる場をつくることが、企業変革力を支える土台になります。
そして、いま企業変革のエンジンとなるのがAIです。AI駆動のチェンジマネジメントで、変革の構想から現場への定着までを速く進める。AI駆動の事業開発で、市場の兆しをつかみ、新しい事業を確かめながら形にする。AI駆動を牽引する人材を育て、社員一人ひとりのリスキリングを進める。AIを使いこなす人と組織があってはじめて、変革は一度きりのプロジェクトではなく、日常の営みになります。
だから私たちは、「AIで、事業をつくる・変える・育てる・ひらく」を掲げました。
つくる。AI駆動で、新しい事業を生み出します。
変える。業務をAI前提で作り変え、変革を組織の中で動かします。
育てる。変革を率いるチェンジリーダーを育て、変え続ける力を社内に残します。
ひらく。社会の課題を起点に、続けられる事業をひらきます。
環境に合わせて姿を変えるフィンチのように、変化に適応する力を、お客様の企業変革力として根づかせる。それが、社名に由来する当社の社会での役割だと考えています。お客様とともにビジネスフロンティアを開拓し、その役割を果たしていく所存です。
経歴
早稲田大学大学院修了後、株式会社野村総合研究所に入社。製造業・情報通信・金融・ヘルスケアなどの業界で、経営・事業戦略の支援やシステム構想の策定・実行支援など、多数のプロジェクトを手がける。2006年に株式会社フィンチジャパンを創業し、代表取締役に就任。チェンジマネジメントや人材育成のプロジェクトを牽引する。愛知産業大学スマートデザイン学科の准教授(2024年退任)として、生成AIの拡大に伴う社会デザインの革新と企業デザインの変革を研究。ヘルスケア企業(日本と韓国のジョイントベンチャー)、ITスタートアップ企業の取締役も務めた。著書に『半径3メートルの「行動観察」から大ヒットを生む方法』『課長よ、狼になれ。』。