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事業創出のやり方を徹底解説!よく起こる問題とその解決方法とは

                   
新規事業・商品開発
公開日:2023.02.28更新日:2023年4月20日

 

「事業創出のやり方はどうすればよいのか?」

「事業創出の過程に必要な手順はなにか?」

「事業創出における問題解決に効果的な解決法はなにか?」

目まぐるしく移り変わる市場動向に対し、常に新たな事業創出を行ない、模索することは自社を存続させるためにも重要である。
事業創出の過程には適切なフレームワークやAIの活用をもとに、ニーズやターゲットに関して徹底的な分析を行うことが必要だ。
本記事では事業創出の方法、事業創出における問題解決に有効な解決策について紹介する。

目次

事業創出の目的

事業創出の目的のひとつには、どんどん短縮されていく製品のライフサイクルに対し、持続的な成長が可能な事業の体制づくりを強化することが挙げられる。
インターネットが普及したことにより消費者の情報収集能力の向上したり、安価で高品質な商品提供の普及によって製品のライフサイクルが短くなったことで、既存事業だけで持続的に利益を上げることが難しくなった。
仮に、製品を一方的に販売しつづけるだけでは永続的に消費者のニーズを満たすとは難しくなりつつある。。
常に新たな事業を創出することは、企業が持続可能な成長を実現するための新しい経営資源を獲得することが可能になる。

事業創出を行う際の手順

事業創出は、次の5つの手順を踏んで行う。

  • ビジネスモデルキャンバスで現状を可視化する
  • シナリオプランニングで将来を俯瞰する
  • ビジネスモデルを選定する
  • As IsとTo Beの差分を可視化する
  • 課題解決とアクションを定義づける

ここからは、会社の現状を見直しながら求められる「あるべき姿」を目指す方法として、5つの手順に沿った事業創出を紹介する。

ビジネスモデルキャンバスで現状を可視化する

会社が現状どの位置にあるかを「As Is」として明確に言語化する。
「既存の事業がうまく進んでいるか」「売上推移は順調か」「現事業の不足点は何か」を見直し、現在の事業モデルをビジネスモデルキャンバスで可視化する。

シナリオプランニングで将来を俯瞰する

改善点を把握できたら、つぎはシナリオプランニングによって将来設計を俯瞰する。
シナリオプランニングとは、予測される将来の選択肢を洗い出し、今後の対処策を考える手法である。
「インパクトの大きさ」「不確実性の大きさ」によって4つに分けられる領域において、今後自社が動くべき方向性を検討する。

ビジネスモデルを選定する

シナリオプランニングでの分析結果を踏まえ、今後あるべき姿(To Be)を考える。
数あるシナリオを検討し、自社があるべき姿を明確化する。
この際にもビジネスモデルキャンバスを活用し、新事業のビジネスモデルをしっかりと定めることが重要である。

As IsとTo Beの差分を可視化する

ここまでで把握した現状(As Is)と今後あるべき姿(To Be)の食い違いを理解する。
2つのビジネスモデルキャンバスからそれぞれの特徴を割り出し、その差を埋めるための具体的な施策を検討する。

課題解決とアクションを定義づける

いかなる方法でTo Beを実践可能か、具体的なアクションを考える。
自社内でコントロールできる要素、既存の収益事業との競合可能性について検討し、場合によっては自社による影響だけでなく社会の変化や規制緩和が必要なケースも考えられる。

事業創出でよく起こる問題

今後あるべき姿を実現するための具体的な新規事業の立ち上げの際には、そもそもの新しいアイデアの創出が難しいケースが多くみられる。
革新的なアイデアや魅力的な展開は誰しもが簡単に発掘できるものではなく、その過程に大幅な時間を割くのは非効率である。
アイデアが浮かばなかったり情報の整理が困難だったりする場合、フレームワークの活用が重要である。
ブレインストーミングやマインドマップは、とにかくたくさんのアイデアを書き出す作業に効果を発揮する。
また、「世の中に全く存在しないアイデア」ではなく、自社で取り組んだことのない事業や、海外の先進事例などを参考に発案するという方法もある。
いずれにしても、ひとつの手段に固執せず、様々なアプローチを検討すると良い。

問題を解決する方法

事業創出における問題解決において「AI活用」「ターゲットとニーズの徹底把握」が重要なカギを握る。
新規事業の創出でAIを活用する場合、分析やデータ収集に役立てるのが効果的である。
数多くのデータをAIによって分析することで、新たなトレンドを発見できる。
また、多数の事例から特定の傾向や動向を把握できれば、新たな指針を打ち出すのに役立つ。
データ収集だけでなく細部までの分析に人員を割けない場合、自動的にそれらの作業を簡潔できるAIの活用が重要である。
また、アイデアがどうしても出ない場合には、ニーズとターゲットを深く理解できていないことが問題点である場合もある。
ニーズをしっかり理解しどのような層がターゲットにあたるかを正しく把握することで「どのような商品提供がユーザーにとって有益か」「ターゲットの不満を解決するためにどのようなアプローチが必要か」が明確になる。
ニーズを把握するためにはユーザーに対し満足度調査やアンケート、インタビューを実施することが効果的である。

事業創出のやり方を知ってアクションへ繋げよう

事業創出にはフレームワークを活用した多数アイデアの発掘と、ビジネスモデルキャンバスやシナリオプランニングを利用した現状の把握、将来の予測が必要である。
正しく現状を把握し、目指すべき姿との差を埋めることで、目標に向かって適切なアクションを実行できる。
また、事業創出における問題解決にはAIによる情報分析、満足度調査やアンケートによるニーズ・ターゲットの徹底把握が効果的である。
適切な方法で現状打破のための具体的アクションを検討し、定めた目標に対し着実に成長できるような体制づくりを行うことが重要である。

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この記事の監修者

監修者の写真

株式会社フィンチジャパン 代表取締役

高橋 広嗣

早稲田大学大学院を修了。
野村総合研究所経営コンサルティング部入社。
経営戦略・事業戦略立案に関するコンサルティングを実施。
2006年に当社を創業し現在に至る。
以来、一貫して事業開発プロジェクトとスタートアップ投資を行っている。
対外活動も積極的に行っており、顧客満足を科学した結果を発表したり、宣伝会議講座では事業開発の講義も実施している。

出版

半径3メートルの「行動観察」から大ヒットを生む方法

PR Times記事

https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/53478>

ZUU online記事

https://zuuonline.com/authors/d7013a35

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