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人工知能ビジネスが私たちの日常の生活に影響を及ぼす6つの活用法

                   
AI・人工知能
公開日:2018.01.22更新日:2022年11月17日

Abstract digital polygonal brain on mesh wallpaper. Artificial intelligence and innovation concept. 3D Rendering

AIへの投資が止まらない。富士キメラ総研によれば、AI関連ビジネスの国内市場(AIを活用した分析サービスや、AI環境を構築するためのコンサルティング、SI、AI環境を支えるプロダクト、クラウドサービス等)は、2030年度に2兆1,200億円に達する見込みだ。自動運転を代表とする運輸での活用を始め、商品提案の最適化では流通小売でも当たり前の様に活用されて行くだろう。今回は、AIを活用した事業やサービス事例の現状を紹介するとともに、今後のビジネスへの影響に対して考察する。

目次

人工知能の仕組み、近年のブームの背景

人工知能とは、人間の脳が持つ認識・学習・推論・判断などが出来るコンピュータシステムである。人工知能には、大きく2つに分類される。

  • 弱い人工知能:特定分野に特化したAI
  • 強い人工知能:より人間に近い万能的なAI

現在、活用段階に入っているのは、主に弱い人工知能である。人工知能に関するブームは1950年代から数度起こっては衰退するサイクルを繰り返してきたが、ディープラーニング技術による様々な応用事例が発表される様になり、再び注目され、多くの市場で実用化されている。

近い将来、私たちの日常に影響するAIの6つの分野

近い将来、AIは非常に洗練された形で情報を処理し、複雑な情報を学習する様になる。例えば、顔情報やリアルな交通情報の処理はそれに当たるだろう。こうした複雑な情報を処理するAIの開発は世界規模で行われており、近い将来私たちの日常にも直接的に影響を及ぼす様になるだろう。

1.自動運転・自動輸送

すでに、トヨタ自動車やUBER、Googleなどが自動運転の実験を行なっているが、現状ではまだ開発は途上にあると言われている。路面や交通情報を適切に把握して安全に運転するには、当面は人の補助としての自動運転が普及して行くと考えられる。また公式な承認を得て完全自動運転ができるにはまだ時間がかかるだろう。しかしGoogleによれば、第1レベルからフルオートメーションまで分類されており、バスや一部のモビリティについては完全自動化された自動車が導入されると予測している。

少なくとも、より強い補助機能のついた自動車に乗る機会は、もうすぐと訪れるだろう。

2.サイボーグ技術

サイボーグ技術についても近い将来実用化が見込まれている領域と言える。すでにコンピューターの登場によって、自分自身の能力を拡張させることに成功しているが、AIの進化によってそれは飛躍的発展して行くと予想される。例えば、義足や義手の分野では、AIと組み合わせた実験が多数行われており、近い将来サイボーグ技術は、当たり前の解決策として選択される様になる。

3. 危険な仕事を人代わりに実施

爆弾処理や放射能で汚染された施設での作業はすでに、ロボットが人間の代わりに作業を行っている。ただしこれらロボットは、現状遠隔操作できる無人機であり、爆弾を自ら処理することや汚染施設の除染を行う訳ではない。しかし、今後、これらロボットにAIが搭載されることでロボット自身が判断を行い、より自律的に仕事をこなす様になる。例えば、人が教えなくても部品を自動で識別して組み立てるロボットはすでに実用段階にきている。

4.気象予測

気象予測にはすでにスーパーコンピューターが導入されているが、AIと組み合わされることで、より複雑な気候変動などを予測したり解決策を提示できる可能性がある。AIを活用することで「3分後には雨が止む」といった予測を聞くのも次回将来起こりうるだろう。

5.友達として家族・故人としてのロボット

世界に先駆けて、発売されたソフトバンクのロボット「Pepper」は、今後も大きな進化を遂げる事が考えられる。例えば、故人のデータを蓄積しておき、ロボットに入れAIを組み合わせる事で、あたかも故人と会話ができる様になる。将来的には、人間の感情を読み、それら感情に合わせてコミュニケーションするロボットも登場するだろう。ロボットとAIの組み合わせは、鉄腕アトムやドラえもんの様に、実は我々にとっては最も身近な可能性であり、そして最も期待を寄せている姿かもしれない。

6.高齢者向けペット

日本ではペット市場は年々伸長しているが、その多くは高齢者に飼われていると言われている。こうしたペットは家族同然であり、ペットとの生活は高齢者のケアにも有効な事が研究によって実証されている。2017年11月にソニーがAIBOの最新モデルを発表したが、こうしたペット型ロボットにはAIが導入されており、より自然にコミュニケーションする事ができるだろう。また、ペットとしてだけでなく、日常の家事を手伝ったり支援したりする存在として、ますます需要は大きくなる。

まとめ

AIとのやりとりは、近い将来当たり前になることは間違いない。

  1. 自動運転
  2. サイボーグ技術
  3. 危険な仕事の代行
  4. 気象予測
  5. 友人・家族ロボット
  6. ペットでの活用

今回紹介した事例はすでに実用段階にきており、日常生活に直接的に影響するAIになると言える。AIの暴走などリスクに対する警鐘がされているのもまた事実であるが、これ以外にも様々な分野での適用が見込まれており、AIの将来が楽しみである。

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この記事の監修者

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株式会社フィンチジャパン 代表取締役

高橋 広嗣

早稲田大学大学院を修了。
野村総合研究所経営コンサルティング部入社。
経営戦略・事業戦略立案に関するコンサルティングを実施。
2006年に当社を創業し現在に至る。
以来、一貫して事業開発プロジェクトとスタートアップ投資を行っている。
対外活動も積極的に行っており、顧客満足を科学した結果を発表したり、宣伝会議講座では事業開発の講義も実施している。

出版

半径3メートルの「行動観察」から大ヒットを生む方法

PR Times記事

https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/53478>

ZUU online記事

https://zuuonline.com/authors/d7013a35

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